阪神藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)が日刊スポーツの新春インタビューに応じた。3回連載の第2回は、チーム強化や選手育成について。さらに、20年東京オリンピック(五輪)の侍ジャパンへの選手輩出などに話がおよびました。【取材・構成=寺尾博和編集委員、松井周治】
-チームはエースと4番とよく言われる。19年は打線が低迷。大リーグ通算92本塁打のジャスティン・ボーア内野手(31)、韓国球界で打点王のジェリー・サンズ外野手(32)らを獲得し、20年の4番打者は外国人選手が打つかと。助っ人への依存度はどう思われますか
藤原オーナー(以下、藤原) 刹那刹那では、そういうことでやっていかないといけない。今、必要な打点がほしいというときには。ただ、最終的に自前で。やはり育成が(チーム強化の)中心であるのは間違いないと思うんですよ。(FAで)アメリカに行ったりポスティングであったり、外国人も当たり外れがあるかもしれない。そうなると、やはりいかに育成していくかですね。コーチングスタッフの役割は重要と思っています。
-投手陣ではジョンソン、ドリスが抜ける
藤原 どのチームも同じでしょう。各チームとも何かというと最終的には育成ということ。そういう中で新人王をとったヤクルト村上があの若さで出てきましたし、巨人岡本もそう。
-彼らに負けない若手の台頭、もうひと伸びを期待したい。ただ、打線でいえば、ボーアらがいる間に若手が育つという形が理想だと思うが
藤原 おっしゃる通り。ポジションの問題もあるから、切磋琢磨(せっさたくま)になるはずなんですよ。バースだって来たときに(ライバルとして)掛布や岡田がいたから(あれだけの活躍できた)というのもあっただろうし。そういう切磋琢磨という状況をつくっていくというのが、こういうプロ野球の中では非常に大事と思いますね。
-外国人選手の獲得ルートも重要
藤原 国際スカウトでやってもらっています。それは時代の変遷にあわせて変わっていくんでしょう。
-チームの話に戻すと、巨人戦は8年連続で負け越しているが
藤原 昨年も一番負け越していますね。大きいのは経験の差だと思います。昨年に限って言えば経験。ベテランは経験をもとに自分の置かれた状況に対し、どう即応するかを考え出してきている。甲子園は土のグラウンド、広さ、大歓声ということもあります。そういう中で昨年のメンバーは、ジャイアンツの選手に比べるとそういう経験が少ない。だから今年は期待できると思います。あれだけ若い選手が経験を積んだのですから。それと、もう1つ言いますと(阪神の選手が)オリンピックに出てほしいです。エクスペリエンス(経験)ですよ。
-19年秋のプレミア12には選出されなかった
藤原 寂しいよね。(選出されれば)間近でいろんなものが見られる。オーラを感じるというのもあると思うんですよ。そういう経験を積める場は、今年は五輪。選ばれて行くわけですから、これからキャンプやゲームで活躍して、選んでもらって、ぜひいろんな経験を積んでもらいたいです。
◆藤原崇起(ふじわら・たかおき)1952年(昭27)2月23日生まれ。大阪府立大から75年に阪神電鉄入社。常務取締役などを経て、11年4月に代表取締役社長、阪神タイガース取締役、同年6月に阪急阪神ホールディングス取締役に就任した。17年4月から阪神電鉄の代表取締役会長、同6月から阪急阪神ホールディングス代表取締役を務め、同12月から球団オーナー代行者。18年12月1日付で球団オーナーに就任した。
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January 03, 2020 at 06:30AM
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阪神藤原オーナー初語り 巨人との経験の差大きい - 日刊スポーツ
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