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Wednesday, January 15, 2020

「電通より博報堂の売上のほうが大きい!?」会計の罠を見破る方法 - ダイヤモンド・オンライン

川口宏之

かわぐちひろゆき

公認会計士
1975年栃木県生まれ。2000年より国内大手監査法人である監査法人トーマツにて、主に上場企業の会計監査業務に従事。2006年、みずほ証券にて、主に新規上場における引受審査業務に従事する。2008年、これまでの経験を活かし、ITベンチャー企業の取締役兼CFOに就任。バックオフィス業務全般(財務・経理・総務・法務・労務・資本政策・上場準備)を担当し、ベンチャーキャピタルからの資金調達、株式交換による企業買収などで成果を上げた。

その後、独立系の会計コンサルティングファーム、ジャパン・ビジネス・アシュアランスにて、IFRS導入コンサルティング業務や決算支援業務、各種研修・セミナーの講師等を担当する。

「監査法人」「証券会社」「ベンチャー企業」「会計コンサル」。4つの視点で「会計」に携わった経験を持つ数少ない公認会計士。これらの経験をもとに、「会計」という一見とっつきにくいテーマを、図解でわかりやすく説明することに定評がある。机上の空論ではなく、「生きた数字」を感じてほしいという思いから、「実在する企業の財務諸表を分析する」コーナーを設け、受講者から大きな支持を得ている。指導実績は1万人を超え、受講満足度は5段階評価で平均4.8を誇る。

  • 経営や会計のことはよくわかりませんが、 儲かっている会社を教えてください!

    有名企業の決算書を徹底分析!
    「儲かっている」のはどっち?

    電通vs博報堂
    ヤマト運輸vs佐川急便
    アップルvsアマゾンetc.

    24社の財務諸表を徹底分析!

    本連載は、誰もが知っている有名企業の決算書を対比させることで、「実務に使える会計知識」と「経営分析の基本」を一気に学ぶものです。

電通vs博報堂。ヤマト運輸vs佐川急便。アップルvsアマゾンetc.
有名企業の決算書を徹底分析!「儲かっている」のはどっちだ?
本連載は、誰もが知っている有名企業の決算書を対比させることで、「仕事に効く会計知識」と「経営分析の基本」を一気に学ぶものだ。著者は、「監査法人」「証券会社」「ベンチャー企業」「会計コンサル」、4つの立場で「会計」に携わった経験を持つ川口宏之氏。近著に『経営や会計のことはよくわかりませんが、儲かっている会社を教えてください!』がある。

Photo: Adobe Stock

 テレビ、新聞、インターネット、電車、バスなど、日々いたるところで広告を目にします。もはや広告を目にしない日はありません。

 その作り手といえる広告代理店の電通と博報堂を比較分析してみましょう。

 本日は、電通の連結財務諸表と、博報堂を傘下に持つ持株会社の博報堂DYホールディングスの連結財務諸表を分析対象とします。下記の画像を見てください。

 本日は「売上高」で比較してみましょう。

【売上高】
電通 1兆185億円 ※電通は売上高のことを「収益」と表示
博報堂DYホールディングス 1兆4456億円

博報堂のほうが、売上が大きい?

 電通が1兆185億円なのに対して、博報堂DYホールディングスはそれを上回る1兆4456億円の売上高です。

 博報堂DYホールディングスのほうが、売上シェアが大きいように見えますが、実は違うのです。

 博報堂DYホールディングスは日本の会計基準(日本基準)に基づいて連結財務諸表を作成していますが、電通は国際財務報告基準(IFRS)に基づいて作成しているのです。この違いが両社の売上高の比較に歪みを生じさせています。

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