女の子を持つ親であれば、世間や仲間(場合によっては家族)からのプレッシャーによる子どもの摂食障害の兆候に注意を払っているかもしれません。
でも、摂食障害は女性だけの問題ではありません。最近の研究により、男性には男性なりの摂食障害リスクがあることがわかってきました。
しかも、それは女性とは異なる形で現れるため、判明するまでに時間がかかることが多いというのです。
原因はダイエットではなく、筋肉質な体を求めるが故に?
摂食障害を専門とする臨床心理学者のDouglas Bunnell医師によると、女子は減量のためというわかりやすい目標が多い一方で、男子は無駄のない筋肉質な身体を目標にしているケースが多いようです。
彼らは、まだしぼれる、もっと筋肉をつけられるという思いを持っています。そのため、だらしない体型にならないのであれば、体重の増加をそれほど気にすることはありません。
その結果、男性の摂食障害は、筋トレのしすぎ、ステロイドやサプリの乱用、厳しい糖質制限への固執など、女性とは異なる形で現れます。
また、男性のドカ食いは女性より社会的に受け入れられやすい空気があるため、過食になりやすい傾向もあります。
男子を持つ親は、我が子にも同様の問題が起こりうると認識することが重要です。
障害の発見が遅れると、事態が深刻になってから治療を受けることになってしまいますから。
いまだに摂食障害は女性のものという都市伝説が根強く存在していますが、そうではありません。男子でも早めに兆候に気づけるよう、注意を払ってください。
接触障害のリスク因子と原因
他の精神疾患と同様、遺伝やその他の要因でリスクが高まることがあります。
男子固有のリスク因子はあまり研究されていないのが現状ですが、Bunnell医師は下記のリスク因子を知っておくべきといいます。
- 摂食障害の家族歴
- 不安障害の家族歴
- 精神的外傷の既往歴(あるいは家族歴)
- ボートやレスリングなど、体重を気にする、あるいは体重を重視するスポーツや趣味への関与
接触障害の危険な兆候
女子より男子のほうが摂食障害を特定しにくいのは事実ですが、とりわけ上記のリスク因子を有する男子の場合、親はいくつかのポイントに注目しなければなりません。
Child Mind Instituteでは、注意すべきポイントとして下記を掲げています。
- エクササイズに集中しすぎ、時間をかけすぎ
- 儀式的な食事習慣への固執
- 大食い
- 食事中あるいは食事直後にトイレに行く
- 特定の食品群を食べない
- 食べ物に対する特異的な行動(食べ物を小さく刻んで皿の端に押しやるなど)
- やたらと栄養表示やカロリーを気にする
- しょっちゅう体重を測っている、あるいは鏡を覗いている
- 食事が出る集まりを避ける
女性より男性のほうが死亡リスクが高い
摂食障害患者の1/4近くが男性であるという認識が広まっているにもかかわらず、現在確立されている治療法の大半は、女子を対象にしています。
それに、摂食障害は女子のものという空気から、汚名と感じる男子が多いようです。それでも彼らは、その状況を克服しなければなりません。
なぜなら、National Eating Disorders Association(NEDA:全米摂食障害学会)の報告によると、男性のほうが女性よりも摂食障害による死亡リスクが高いことが示されており、早期介入が不可欠だからです。
我が子が心配な保護者は、NEDAを利用して治療法などの情報を収集するといいでしょう。
電話、メール、オンラインチャットによる相談窓口を利用できるほか、子どもの摂食障害が疑われる場合の話し方など、一連のガイダンスが掲載された保護者向けツールキットのダウンロードも可能です。
もちろん、かかりつけ医に相談でもOKです。
十分な情報が得られたら、子どもに懸念を話しましょう。
穏やかに思いやりをもって話し、一方的な決めつけはしないこと。
障害が自然に消えることはありません。
だから、無視をしないで。子どもに話して問題が悪化することはありません。
それよりも、確認せずに問題を見過ごすことのほうが問題です。
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Image: Shutterstock
Source: Child Mind Institute, National Eating Disorders Association(1, 2, 3)
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