米金融当局の積極的な利下げ後も、新型コロナウイルスが世界経済に大打撃を与えるとの懸念は払拭(ふっしょく)されず、低下する米国債利回りは底が見えない。
米10年債利回りは3日、初の1%割れとなり、その後30分足らずで0.90%に接近した。2019年末時点の半分程度にまで利回りが低下した状況は世界の指標となる米国債市場のニューノーマルとなり、市場の不安は08年の金融危機以来の水準に高まっている。
フェデレーテッド・インベスターズのシニアポートフォリオマネージャー、ドナルド・エレンバーガー氏は「米金融当局は、このパンデミック(世界的大流行)が米国で大幅に悪化するかもしれないと知っていて、バズーカ砲を発射しているようだという感覚がある。今の市場は単純に、恐怖に動かされている」とコメントした。
連邦公開市場委員会(FOMC)は3日の臨時会合で、0.5ポイントの緊急利下げを決定。その2時間ほど前には主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が共同声明で 行動する用意があると表明したが、市場の懸念を和らげるには至っていない。
10年債利回りは一時25.9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し0.9043%を付けたが、その後持ち直し1%前後で終了。2年債利回りも28.1bp低下し0.6223%を付けたものの、11年に付けた過去最低の0.14%を大きく上回る水準にある。翌日物スワップは月内の0.25ポイント利下げを完全に織り込んでおり、6月末までの利下げ幅は計0.5ポイントとの見方を示唆する水準にある。FOMCの次回会合は今月17-18日の予定。
JPモルガン・チェースのジャン・ロイズ氏は「中期的な問題は、米金融当局が底を突きつつある弾薬を今使っていることだ。年末にゼロ金利になる確率は五分五分だと思う」とコメントした。
原題:
No Bottom in Sight for Bond Yields After Fed ‘Bazooka’ Misfires(抜粋)
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March 04, 2020 at 09:06AM
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米国債利回りの見えない底、FOMC「バズーカ」放つも恐怖感消えず - ブルームバーグ
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