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Friday, July 17, 2020

起きたら床上5センチ…豪雨が聞こえぬ恐怖 聴覚障害者、募る不安(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

 頻発する豪雨災害に、聴覚障害のある人たちが不安を募らせている。聞こえないため夜中の集中豪雨に気づきにくいほか、配慮が行き届いた避難所は少なく、コミュニケーションを仲立ちする手話通訳の確保も難しい。「情報保障」と意思疎通支援に向け、遠隔手話サービスなど官民で新たな試みも始まっている。 【写真】「プラスヴォイス」が提供する遠隔手話サービスのイメージ  側溝から水があふれ、路上は濁流のようになっていた。6日、ろう者の池田俊之さん(38)=福岡県久留米市田主丸町=は自宅アパート1階の窓から、何度も何度も外を確認した。

起きたら床上5センチ

 忘れもしない昨年8月末。同じ町内の、巨瀬川により近い別の賃貸アパート1階で1人暮らしだった。夜中の豪雨を知らず、朝6時に起きると玄関から水が入ってきた。みるみる床上5センチまで上がり、息をのんだ。  窓の外を見ると、消防士が2階に向かい、拡声器で何か呼び掛けていた。知り合いの2階の住人が伝えてくれたのか、やって来た消防士から手招きされ、2階に逃れた。その後は近くの病院に避難。消防士がボートで送ってくれた。

 当時のアパートは新築だったものの、引っ越しを余儀なくされた。昨秋、川から離れた今のアパートに移った。「災害の時はやっぱり助けがほしい。でも筆談は苦手だし、近所の人に何か求めるのも気が引ける」と池田さん。同じアパートでも、自分がろう者だと知らない人もいる。  同じくろう者の50代女性=同市北野町=は、聴者の30代の息子と一戸建てに2人暮らし。一昨年も氾濫した陣屋川は目と鼻の先。7日朝からの大雨で床上近くまで水が入り、午後に停電。2人で近くの小学校体育館まで、初めて避難した。  太ももまで泥水につかりながらたどり着いた。手話ができる近所のなじみの人は、川が増水して避難所に来られなかった。意思疎通しようにもコロナ禍でみなマスクを着けており、読唇は無理。暑さなどで寝苦しく「お願いしたいこともなかなか伝えられなかった」。結局、1泊で帰宅した。  「今回は息子がいたけど、1人だったらたとえ食事のアナウンスがあっても分からないし、掲示もないし…」。災害ごみの片付けや罹災(りさい)証明など、通訳者がいなければ不便な手続きもあり「必要なときに通訳者がいてほしい」とこぼす。

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July 17, 2020 at 08:09AM
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