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Sunday, December 20, 2020

東山紀之が「チョコレートドーナツ」開幕に喜び、「人の心に灯をともすような」(公演レポート / コメントあり) - ナタリー

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PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」が、昨日12月20日に東京・PARCO劇場で開幕した。

左から谷原章介、高橋永、東山紀之、丹下開登、宮本亞門(撮影:引地信彦)。

左から谷原章介、高橋永、東山紀之、丹下開登、宮本亞門(撮影:引地信彦)。

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PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」より。(撮影:引地信彦)

PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」より。(撮影:引地信彦)[拡大]

PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」より。(撮影:引地信彦)

PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」より。(撮影:引地信彦)[拡大]

本作は、育児放棄された障害を持つ子供を、ゲイの男性が育てたという実話をもとにしたトラヴィス・ファインの映画「チョコレートドーナツ」が原作の舞台作品。初めて舞台化される今回は、翻案・脚本を谷賢一、演出を宮本亞門が担う。出演者にはドラァグクイーン・ルディ役の東山紀之、ルディのパートナーである地方検事・ポール役の谷原章介、ルディとポールが出会ったダウン症の少年・マルコ役を務める高橋永と丹下開登のほか、八十田勇一妃海風、まりゑ、モロ師岡高畑淳子らが名を連ねた。

当初本作は12月7日に開幕する予定だったが、4・5日に公演関係者3名の新型コロナウイルス感染が判明したことを受け、16日までの公演が中止に。その後13日には、さらに1名の関係者が発熱し、18・19日の公演も中止となっていた。なお新型コロナウイルスに感染して療養中の堀部圭亮と佐々木崇に代わり、渡部又吁と馬場巧が出演している。

PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」より。(撮影:引地信彦)

PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」より。(撮影:引地信彦)[拡大]

宮本は延期を経て初日を迎えた喜びを「こんなに観客の皆様と舞台が一つになった初日は、はじめてです」と語り、「このカンパニー全員が一丸となって作った愛情溢れる舞台を、ぜひ世界中の人に観てもらいたいと、心から思った初日でした」と話す。東山は「これまで経験した初日とは全く違った想いがありました」と振り返り、「初日というのは人の心に灯をともすような感じがします。これが大きな灯になって聖火のようになってくれるといいと思います」と思いを述べる。さらに谷原も「まだ、カンパニーの中で復帰していないメンバーもおりますが、早く全員一丸となって少しでも楽しいステージを届けられるよう頑張りたいと思います」とメッセージを送った。

東京公演は12月30日まで行われ、その後本作は1月31日まで長野、宮城、大阪、愛知を巡演する。宮本、東山、谷原のコメント全文は下記の通り。

宮本亞門コメント

こんなに観客の皆様と舞台が一つになった初日は、はじめてです。カーテンコールの熱い拍手はボクの人生でも聞いたことがなく「世界の誰もが幸せになるべきだ」というメッセージが皆様に伝わったのだと思います。正に、このコロナ禍で「分断」を越えた感動が劇場に充ち溢れる、最高に幸せな時間でした。特にマルコ役を演じた丹下開登君の芝居にはノックアウト、凄い役者がまた1人生まれました。東山紀之さんもルディ役が乗り移り見事としかいいようがない! 2人は愛おしすぎる親子でした。

明日の永君もきっと素晴らしい演技を見せてくれると思います。このカンパニー全員が一丸となって作った愛情溢れる舞台を、ぜひ世界中の人に観てもらいたいと、心から思った初日でした。

東山紀之コメント

これまで経験した初日とは全く違った想いがありました。世界がコロナで変わってしまった今、僕らつくる側だけでなく、お客様の「エンターテインメントの灯を絶やしちゃいけない」という想いも強く感じられました。初日というのは人の心に灯をともすような感じがします。これが大きな灯になって聖火のようになってくれるといいと思います。オリンピックにつながるように。

谷原章介コメント

無事に初日を迎えられてホッとしたと同時に、僕たちが積み重ねてきたことが、きちんとお客様に届いて嬉しかったです。まだ、カンパニーの中で復帰していないメンバーもおりますが、早く全員一丸となって少しでも楽しいステージを届けられるよう頑張りたいと思います。

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PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」

2020年12月7日(月)~30日(水)
東京都 PARCO劇場

2021年1月11日(月・祝)
長野県 サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター

2021年1月17日(日)
宮城県 イズミティ21 大ホール

2021年1月22日(金)~25日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2021年1月29日(金)~31日(日)
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール

原作:トラヴィス・ファイン(トラヴィス・ファイン監督「チョコレートドーナツ」より)
翻案・脚本:谷賢一
訳詞:及川眠子
演出:宮本亞門
出演:東山紀之 / 谷原章介 / 堀部圭亮、八十田勇一妃海風、まりゑ / 大西多摩恵下総源太朗エミ・エレオノーラ、矢野デイビット / 高橋永、丹下開登 / 穴沢裕介、佐々木崇、高木勇次朗、シュート・チェン、米澤拓真 / モロ師岡高畑淳子

※高橋永と丹下開登はWキャスト。

※新型コロナウイルスの影響で、12月7日から19日までの公演が中止になりました。

※初出時より出演者に変更がありました。堀部圭亮、佐々木崇に代わり、渡部又吁、馬場巧が出演します。

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