広島・栗林良吏投手(25)が30日、広島市内の球団事務所で交渉し、3700万円増の年俸5300万円で契約を更改した。2年目としては今季の森下の4300万円を上回る球団史上最高額。来季は18年以来4年ぶりとなるリーグ優勝をかなえ、東京五輪で経験した胴上げ投手となることを誓った。以下、栗林と一問一答。
――昇給の使い道。
「野球人生がいつ終わるか分からない。継続していかないと生きていけないので大切に使いたいです」
――夫人と使い道を話し合った?
「去年にドラフト1位としての契約金をいただいている。今回年俸が上がったからと言って、生活水準を上げないでおこうと妻とも話しているので、しっかりと貯蓄もしたい」
――1年目を振り返って。
「長い一年だった。遠征が多く、妻にも迷惑をかけた。オフは家族との時間を大事にしたいと思います」
――活躍の要因。
「(同期の)森浦の存在が大きい。シーズン終盤は心も体もしんどかった中で森浦は調子を上げていた。森浦の方が登板数も多かったし、“自分が弱音を吐いていてはダメだ”と頑張れた」
――一番誇れる数字は。
「セーブシチュエーションで失敗しなかったことです。37回しかセーブ機会がなかったので、どう頑張ってもセーブ王を獲ることはできなかった。抑えの記録は、自分一人の力ではどうにもできない分、登板機会を大事にしたいと思っていた」
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