――師匠、先日、隅田川の佃堀のハゼのお話したじゃないですか。実はあの後、甥っ子を連れて行ってきたんですよ。
「おお、それでどうだった」
――それがですね、半日やって2人で12、13匹だったんですよ。ベテランらしいおじさんに伺ったら、東京湾の奥(千葉沖~行徳沖)に“青潮”が発生してからバッタリ食いが止まっちゃったらしいんですよ。
「ああ、その話、俺も聞いたな。死ぬほどではなかったようだが、明らかに活性が落ちてしまったらしいな」
――そのおじさんの話では、前にも同じような事があったそうで『そのうち、また釣れ出すよ』って仰っていましたから、折を見てまた行こうと思っているんですが、今日は、父に『木更津方面の話を聞いてこい』って言われて来たんですよ。今シーズンは、もう行かれたんですか。
「ああ、この間、いつも出掛けている釣り場を3、4カ所回ってみた」
――どうでしたか。
「この前、お前にも話したと思うが、今シーズンは江戸前(多摩川、隅田川、荒川、江戸川の各水系)のハゼが、ここ何年かじゃ一番いいんじゃないかって感じなので、かなり期待して出掛けたんだが、場所によって相当ムラがあったな」
――どこが一番良かったんですか。
「去年、大型揃いで“いい思い”をした小櫃川河口付近の第2船溜まりでは、全くダメだったが、第1船溜まりは、20センチ、17、18センチ交じりでまずまずの釣果だった」
――20センチですか。この時期にすごいですね。
「恐らく“ヒネ(前シーズンの残り)”だろうが、デカかったな」
――潮見運河にも行ったんですか。
「もちろん、行ったさ。しかし、上げ潮時にもかかわらず、10センチ未満の小型が多くて30分ほどで退散した」
――一番良かったのは、どこだったんですか。
「“自衛隊”近くの通称・コンビニ裏の水路だな」
――何年か前に大型ばかりが釣れたと仰っていたあの水路ですか。
「いや、あそこでもいくらかは釣れたが、今回はあそこではなく、下流は小櫃川第2船溜まりに通じている“自衛隊”水路だ」
――えっ、だって第2船溜まりはダメだったんでしょう。
「そうなんだよ。俺たちにもそれが謎でなぜ第2船溜まりが釣れなかったのか全く分からん」
――“自衛隊”水路のハゼは、大きかったんですか。
「ああ、平均すると、江戸前よりも二回りは大きい感じだったな」
――二回りは大きいというと、何センチぐらいなんですか。
「平均12、13センチ、15センチ近いサイズも結構交じったな」
――大きいですね。
「まだ1回しか行っていないので、何とも言えんがな」
――今度行く時には、私も連れて行って下さいネ。
「ああ、分かった」
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