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現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（68）が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。クライマックスシリーズ（CS）ファーストステージ（S）での戦いを振り返るとともに、ファイナルSの戦い方についてへ言及した。
パ・リーグのファーストSは2位のソフトバンクが本拠で3位の西武に2連勝でファイナルS進出を決めた。柳田が2戦連続で一発を放つなど、投打で西武を圧倒したが「まぁ、パ・リーグの場合はね、シーズン中の戦い方からして、ゼロか点数取れるかっていうような感じなんでね。柳田が復調してきたっていうのは、大きいんだろうと思う」と語った。
セ・リーグのファーストSはリーグ3位の阪神が敵地でリーグ2位のDeNAを2勝1敗で下した。矢野燿大監督は第1戦でエースの青柳を無失点ながら6回、85球で迷わず交代。救援陣もシーズン中は8回湯浅、9回岩崎としていた2人の順番を入れ替えるなど、3試合を通じて短期決戦使用の戦い方を披露した。落合氏は「それなりに早め早めの継投っていうのが、うまくはまったっていうことなんだろうと思う。シーズン中の戦い方とは違った戦い方をするだろうなというのは、あのピッチャーの使い方見れば分かることだけどね。その代わり、先発が中4日（など）でいけるかどうかだよね。枚数的に余裕があるかどうか」と指摘した。
リーグ優勝したヤクルトとオリックスは1勝のアドバンテージを持つ。12日の第1戦の予告先発は、セ・リーグのヤクルトが小川泰弘、阪神が西勇輝、パ・リーグのオリックスが山本由伸、ソフトバンクが石川柊太と発表された。初戦の重要性を問われた落合氏は「最初の1勝よりも、2つ目、3つ目の方が大事になってくるんだろうと思う。（リーグ優勝チームは）エース級が来るんだろうし、かたや（勝ち上がったチームは）3番手、4番手のピッチャーで出ていかなきゃいけない。エースが使えるのは3戦目くらいからなんだろうと思うしね。だから、そこまでにどうやって星勘定できるかっていうこと」と語った。
「どっちがいい状態でゲームを進められるかっていうことなんだろうと思うけどね。（いい試合となることを）期待するしかないよね」と締めくくった。
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