大仏さま 大きい理由想像 - 読売新聞オンライン

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　東大寺（奈良市）は１３日、橋村 公英（こうえい） 別当が塾長を務める「東大寺寺子屋」（読売新聞社など後援）を開催した。コロナ禍の影響で境内での実施は３年ぶり。県内の小中学生２０人が「大仏さまはなぜ大きいのか？」を僧侶らと一緒に考えた。

　例年、寺で２泊３日の生活体験を行っていたが、今回は日帰りで実施した。

　子どもたちは特製の法被姿で、まずお経の練習へ。鷲尾隆元・教学執事から「眉間に意識を集中して唱えると、自然と声が出る」とコツを聞いた。大仏殿では読経をしたり、大人の背丈より高い大仏の 蓮座（れんざ） に触れたりして大仏が大きい理由を想像。本坊に戻ると、「大きい方が多くの人を見渡せ、救いの手を差し伸べることができる」「疫病の終息など、当時の人々の願いの大きさに比例した」などと考えを述べ合った。

　塾長の橋村別当は「きょう考えたことを大切にして目標に歩めば、大きい理由のヒントが得られるかもしれない」と語りかけた。

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