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Wednesday, January 22, 2020

習氏「国賓」自民に賛否…二階氏「意義大きい」、保守系議員「内外に誤ったメッセージ」 - 読売新聞

 今春に予定されている中国の習近平シージンピン国家主席の国賓としての来日に、自民党内で賛否両論が出ている。反対派は、中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺での領海侵入や中国の人権問題を問題視しており、安倍首相は配慮を示すなどバランスに腐心している。

 自民党の二階幹事長は22日、衆院代表質問で「歴史的に意義の大きい来日と位置づけ、何としても成功させなければならない」と力説した。

 二階氏以外の党幹部も「中国との関係をコントロールすることは大事だ。その一環が国賓としての来日だ」(岸田政調会長)などと、国賓待遇に賛同している。

 一方、党内の保守系議員で作る「日本の尊厳と国益をまもる会」は21日、「領海侵入などが解決し、深刻な人権弾圧が改善されてはじめて来日が歓迎される。現状のままでの国賓来日には断固反対する」との声明をまとめ、政府に申し入れた。改善のないまま国賓という最上級のもてなしで招くことは、「国内外への誤ったメッセージになる」(保守系議員)との立場だ。

 二階氏は22日、こうした動きに対し、「さまつなことで色んな議論をする人はどこの国にもいる」と記者団に語り、不快感を示した。

 安倍首相は、賛成、反対の両派に神経を使っている。

 二階氏の代表質問には、「日本と中国は地域や世界の平和と繁栄に大きな責任を有している。国賓訪問を、その責任をしっかり果たすとの意思を内外に明確に示していく機会にしたい」と前向きに応じる一方、国民民主党の玉木代表が国賓待遇に反対の立場から質問すると、「中国との間には様々な懸案が存在している。主張すべきはしっかり主張し、中国側の前向きな対応を強く求めていく」と強調した。

 首相は20日の施政方針演説でも、習氏の国賓来日には触れず、東京五輪・パラリンピックに関連して「台湾」に言及した。日本の首相が施政方針演説で台湾に触れるのは異例で、議場の自民党席からは拍手が起こった。

 台湾の蔡英文ツァイインウェン総統は同日夜、ツイッターに日本語で「『台湾』という言葉が、日本の国会で大きな拍手を浴びたのは実にうれしい」と書き込み、歓迎した。

 首相の対応に、「首相は懸案に対応するよう中国に圧力をかけている」(若手議員)との見方が出ている。

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