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Thursday, February 27, 2020

メリット大きい早期決定 究極の目標見据えて―柔道五輪代表 - 時事通信ニュース

2020年02月27日20時18分

 激戦の男子66キロ級を除き、東京五輪の代表争いが決着した。全日本柔道連盟の強化委員会では、ほとんどの階級が満場一致で、12人の代表を選出。直近の国際大会を欠場した選手も、実績では2番手を引き離しており、順当な選考となった。

東京五輪に大野、阿部詩ら 柔道代表12人を選出

 これまでは春の国内大会の後に決まっていた五輪代表。強化委は東京大会に向けて、早期の代表決定を可能とするシステムを導入した。昨年11月に続く第2段として、2月の国際大会を終えたこの時期を設定。4月の最終選考会を前に、可能な限りここで代表を決める考えだった。
 早期に代表が決まり、本番まで長い準備期間を得られるメリットは大きい。国内大会に出なくて済む分、男子100キロ超級の原沢は「外国人対策だけに集中できる」と言い切る。金野潤強化委員長は「選手の心身の摩耗を防ぎ、けがのリスクを低減させられる」と強調した。
 全柔連会長でもある山下泰裕・日本オリンピック委員会(JOC)会長は、東京五輪で全競技を通じ30個の金メダル獲得を目標に掲げる。そのためには、大会前半に行われる柔道の活躍は不可欠。金野委員長は「全階級で金メダルを目指すスタンスは変えずにやっていきたい」。究極の目標にどこまで迫れるか、日本代表の真価が問われる。

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