【現場から、新型コロナ危機】患者と向き合う看護師、恐怖は「感染し仕事に穴を空けること」
「エレベーターを触るのは○○さんだけ。もし触れていたら、お掃除係が・・・」
エレベーターを触る担当も事前に決めておかなければなりません。指示を出すのは、神奈川県立足柄上病院の主任看護師・村田久美子さん。
「マスクをつけたうえで、キャップをつけます。フェイスシールドをつけます」(神奈川県立足柄上病院 主任看護師 村田久美子さん)
防護具をしっかり身につけて、汚染された空気が漏れないようにする陰圧装置の向こう側、新型コロナの病棟に入ります。どんな思いなのでしょう。
「スタッフの一人として、感染してしまって穴を空けてしまう恐怖心というのは、みんな感じてるかな」(神奈川県立足柄上病院 主任看護師 村田久美子さん)
恐怖を感じるのは、感染して仕事に穴を空けることだと言います。この病院に入院しているのは、酸素吸入が必要な中等症の患者。いつ容体が急変するかわからず、緊迫した日々が続きます。
いざという時のために、こんな箱も。
「心臓マッサージといわれるものをするときに、口からエアロゾルが発生するので、この箱を患者さんにかぶせて」(神奈川県立足柄上病院 主任看護師 村田久美子さん)
病室に入るためにはガウンを着ます。不織布のガウンは不足がちで、雨合羽で代用することもあり、暑くて大変だそうです。
病室に入る人員と時間は最小限。その間、別の看護師が必ず、廊下から中の様子を見守ります。病室の中をなるべく触らないように、ドアの開け閉めも廊下から。ごみ出しも一苦労です。
「上の縁が外にあたらないように、中を表にした状態で準備をして待っています。扉は中の人は絶対に開けないので、外にいる人が開けて受け取って、こちらで閉める。一日に何回も、今のような作業を看護師がやっています。なので、結構、業務量も増えています」(神奈川県立足柄上病院 主任看護師 村田久美子さん)
過酷な毎日。看護科長は現場の気持ちをこう話します。
「恐怖と不安と闘いながらやっているのを、いつまで続けないといけないのか。終わりがまだ見えていないところが、多分、スタッフ苦しいんじゃないか」(櫻木奈緒子看護科長)
そんな中でも、村田さんは家族の見舞いも許されず、孤独を感じている患者の心にどう寄り添うか、常に考えています。
「普段、私たちは、患者さんのそばに寄り添って看護していたけど、今、それができない。孤独の中で闘う患者を見ているので、そばに寄り添うことができないのがつらい」(神奈川県立足柄上病院 主任看護師 村田久美子さん)
「シロップのお薬、飲めますか」
「はい」
タブレットを通じての患者との会話を大切にしているそうです。病院には、何通もの手紙が届いています。
「わたしはお医者さんとかんごしさんが、すごいと思います。だからわたしも、お医者さんかかんごしさんになりたい。おうえんしています」
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May 18, 2020 at 10:19AM
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