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Sunday, August 30, 2020

細田氏、独自候補の擁立に慎重…他派閥のやっかみも大きい - 読売新聞

 自民党総裁選を巡り、安倍首相の出身派閥で党内最大の細田派(98人)の動向が注目を集めている。ベテラン議員を中心に、今回は独自候補の擁立を見送り、他派閥の候補を支援するべきだとする意見が根強い中、出馬に意欲を示す議員もいるためだ。

 「我々は安倍首相を支えてきたグループだから、首相の思いを十分に考えて、今後の行動は統一して考えていく」

 同派会長の細田博之・元幹事長は29日、松江市で記者団にこう強調した。同派は31日に派閥会合を開き、総裁選への対応を協議する予定で、細田氏の発言は、「安倍首相一任」を目指す考えを示唆したとみられる。

 首相が辞任の意向を表明した28日夜には、同派の塩谷立会長代理や、松野博一事務総長らが集まり、同派が結束して行動する考えで一致した。出席者の一人は、「今回は他派で出馬する人を選ぶ番だ」と語り、派内からの擁立を見送るべきだとの考えを示した。

 同派は2000年の森首相就任以降、自民党の5人の首相のうち、4人を輩出してきた。他派閥のやっかみは大きく、細田氏は今回、独自候補の擁立には慎重な立場とみられている。参院細田派を率いる世耕弘成参院幹事長も同様の考えとされる。

 首相は28日の記者会見で、「次の総裁選に影響力を行使しようとは全く考えていない」と述べ、現時点では静観する構えだ。

 これに対し、派内には、独自候補を出さなければ細田派が草刈り場になりかねないと懸念する声もある。

 下村博文選挙対策委員長は29日、千葉県船橋市で記者団に、「一人では総裁選に出られない。同志とよく相談したい」と述べ、総裁選出馬への意欲をにじませた。下村氏は28日には、自らに近い議員に対し、同派の若手議員の推薦人確保に向けた感触を探るよう指示した。

 また、稲田朋美幹事長代行は29日、民放の番組に出演し、「チャンスがあれば女性でも首相を目指すことが日本にとっても必要だ」と意欲を語った。

 ただ、両氏が総裁選出馬に必要な20人の推薦人を集めるハードルは高いとの見方が強い。

 こうした中、派閥の対応が割れれば、今後に禍根を残す恐れがあるとして、岸田政調会長や菅官房長官を念頭に、首相が意中の候補を示すことに期待する声が出ている。同派関係者は、「首相の意向が示されれば、派閥のだれもが今回は従わざるを得ないだろう。派閥のためにもそうしてほしい」と話している。

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