2021年03月05日08時23分
個人で3大会連続のメダル。日本のエースとして力を示した渡部暁だが、狙いを定めた初の金メダルは遠かった。「悔しい気持ちが大きい」。率直な思いを口にした。
飛躍は有利な向かい風も受け、ヒルサイズを越える大ジャンプ。飛び抜けた走力を持つ数人には十分な差をつけ、トップからは22秒遅れで後半距離のスタートを切った。「結構なペースで追い掛けてみたものの、差が詰まらなくて体力的にも精神的にもダメージを負った」。中盤以降はリーベルにぴたりと後ろに付かれて「いっぱいいっぱい」の走りになった。
リーベルが早めに2位狙いに切り替えたこともあり、前を追えない苦しい展開になった。ただ、渡部暁が強調するのは自らの走力不足。「夏場のトレーニングが手探りだった分、もうちょっとできそうという感覚はある」。強化に反省が残った。
戦っている自分も、見ている人も盛り上がるようなレースを目指すだけに、「もやもやした気持ちが残った」とも。来年は北京五輪。32歳は高い理想を掲げて先へ進む。(時事)
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