2回目の接種で副反応が強く出る理由
飯塚病院感染症科部長・的野多加志先生: 今回は、2回接種のワクチンが流通しています。 ファイザーもモデルナも2回打つことになりますが、打った場所の痛みは、1回目も2回目もある一定の頻度で起こる。 筋肉に針を刺すので、いわゆる打撲したような痛みと一緒です。 これは反応どうこうではなく、単に打った場所が痛い。人によりますが、6~8割の方が多少なりとも感じると言われています。 そこはあまり恐れる必要はありません。数日以内に確実に良くなります。 もう一つは全身の反応。 発熱や関節の痛み、怠いといった症状が起こりますが、これは2回目の接種後に多いと報道されています。 どういうことかと言うと、1回目のワクチンでだいたい体に免疫が7割前後付くと言われています。(野生株:非変異株の場合) 2回目のワクチンを打つことで94~95%まで効果が立ち上がる、そして長く持つ。 我々ブースターと呼んでますけど、効果を立ち上げて、かつ長い期間持たせるために2回目を打つので、体の反応としては明らかに2回目の方が強く出ます。 年齢にもよりますが、2回目のワクチンで65歳以上だと10%前後、30~40歳だと3~4割ほど発熱すると言われています。結構な頻度です。 ところが、発熱とか少し怠いという症状は、打った翌日には起きますが、その後2~3日と長く続くものではないので、あくまでも体の免疫が反応していわゆる効果を持続しようと、1回目のワクチンの効果を高めようとしている反応になるので悪いことではありません。 逆に発熱とか怠さがなかったけど本当に免疫付いているのか、と不安になる人もいますが、そこも研究結果は出ていて、発熱や倦怠感がない人もきちっと免疫は付いている。 つまり、1対1対応ではないと言われています。 全身症状が出ても、出なくても不安になる必要はありません。 2回目の後は体の反応が起こりやすいということがわかっているか、いないかで、副反応が出た時の不安の強さが違うと思います。
からの記事と詳細 ( なぜ接種2回目は副反応が大きい? 「ファイザー」「モデルナ」ワクチンを感染症専門医が解説(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3lmKjEA
No comments:
Post a Comment