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Monday, August 1, 2022

専門家「3回目接種の意義は大きい」…BA・5でも重症化防ぐ効果は「十分ある」 - 読売新聞オンライン

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 新型コロナウイルスの現在の主流である変異株「BA・5」は、ワクチン接種や自然感染で獲得した免疫から逃れて細胞に侵入する特徴がある。だが、追加接種することで免疫が強化され、重症化を防ぐ効果が期待できるため、専門家は「3回目接種の意義は大きい」と話す。

 ウイルスの表面には、人の細胞に侵入する際に使う「スパイクたんぱく質」と呼ばれる突起がある。ワクチンを接種すると、突起にくっついて感染を防ぐ「中和抗体」が作られる。BA・5は、この中和抗体がくっつきにくくなる変異を持ち、抗体を逃れて細胞に侵入しやすい。感染力が高いのはこのためだ。

 だが、ワクチンを追加接種すると、変異株にも反応する質の高い中和抗体が生産され、感染予防効果が一定程度回復する。また、ウイルスが抗体による免疫を逃れたとしても、追加接種で別の働きを持つ免疫細胞が活性化し、増殖を抑える。

 ポルトガルの研究チームがBA・5感染者約1万2000人のデータを解析した結果、入院予防効果は2回接種では22%だが、3回接種を受けた人は77%に上昇したという。

 感染症に詳しい長崎大の森内浩幸教授は、「現在のワクチンで感染拡大を食い止めるのは難しいが、重症化を防ぐ効果はBA・5などの変異株に対しても十分にあるだろう」と指摘する。(中村直人)

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