秋季高校野球大阪大会（大阪桐蔭１１―０春日丘＝五回コールド、２５日、南港中央）４回戦が行われ、今夏の甲子園８強の大阪桐蔭が春日丘に１１－０でコールド勝ち。今秋から主将に就任した背番号「１」の前田悠伍投手（２年）は胸を張った。
「まだまだ不安の方が大きいが、これからも目の前の試合をしっかり勝ちたい。秋の日本一は目標の一つ」
一回に打者一巡の猛攻で、一挙５得点を奪うと、二回以降も、相手のミスにもつけこみ、終わってみれば、計１１得点。投手陣も３人のリレーで無失点と盤石ぶり。この日、エースの登板はなかったが、ベンチから声援を送り続けた。
西谷浩一監督（５３）は「先制点を取れたので少し優位に進められた。（前田は）経験を一番積んでいるので、先頭を切ってチームを引っ張ってほしい」と期待する。
前田は夏の甲子園は下関国際（山口）と対戦で、九回に決勝打を浴び、涙をのんだ。新チームが始まった当初は、切り替えができず、ストレスで３キロほど、体重が落ちた。チームを背負う責任を感じている、「うまくいかないことが多いが、引きずっていても変わらない。必死さを持って戦いたい」と誓った。
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