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Wednesday, December 14, 2022

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』レヴュー──途方もなく規模の大きい映画でありつつ、監督個人が強く反映された作品 - GQ JAPAN

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20th Century Studios

一方、前作における地球とパンドラというふたつの世界の重なり合い──これがプロット上のスリルを生み出している側面もあった──が、今作ではあまり出てこないのが個人的にはちょっとさみしかったのだけど、『アバター3』はすでに完成しており、なんと第5作まで脚本の準備があるらしいのだから、この先また何か新たな仕掛けが待ち受けているのかもしれない。

2022年12月4日、英ロンドンで行われた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』プレミアのフォトコールにて。左から、ケイト・ウィンスレット、シガニー・ウィーバー、ジェームズ・キャメロン監督、ゾーイ・サルダナ、サム・ワーシントン(Photo by Gareth Cattermole/Getty Images for Disney)

Gareth Cattermole

それにしても、半身不随の身であるジェイクが、アバターになって活躍するという前作の設定もドラマチックだったが、今回、70代に入ったシガニー・ウィーバーが、ティーンエイジャーのキリの役を演じているというのは、映画世界の設定が、そのままリアルに実践されているかのようではあるまいか!

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』

12月16日(金)、全国劇場にて公開!
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2

篠儀直子(しのぎ なおこ)
PROFILE
翻訳者。映画批評も手がける。翻訳書は『フレッド・アステア自伝』『エドワード・ヤン』(以上青土社)『ウェス・アンダーソンの世界 グランド・ブダペスト・ホテル』(DU BOOKS)『SF映画のタイポグラフィとデザイン』(フィルムアート社)など。


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英国で爆発的な人気を博したイラストレーター、ルイス・ウェイン。彼を守り続けた妻と猫との愛の物語を、ベネディクト・カンバーバッチ主演で映画化した。12月1日(木)公開!

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動物学者のディーリア・オーエンズによる原作小説は、本国のアメリカをはじめ、日本でも2021年に本屋大賞翻訳小説部門第1位に輝くなどの大ヒット。リース・ウィザースプーンが映画化権を獲得し、テイラー・スウィフトが楽曲参加を懇願するなど、本作にかかる期待は高い。11月18日(金)ついに公開!

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