サマーズ元米財務長官は、最近の米10年債利回りの上昇は今後も続く可能性があり、過去20年に見られたよりも大幅に高い水準で維持されるような圧力が高まっているとの見解を示した。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンで「長期金利の現在の水準がピークだとは特に思っていない」と発言。米財政赤字の拡大が時間と共に投資家の「焦点になる」ことを理由の1つとして挙げた。
米10年債利回りは今週に入り、一時4.27%と昨年10月以来の高水準に達した。ニューヨーク時間16日午前の取引では4.20%を挟んで推移。ブルームバーグがまとめたデータによると、過去20年間の平均は約2.90%だった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.32% | 0.3 | 0.06% |
米10年債利回り | 4.21% | -0.2 | -0.05% |
米2年債利回り | 4.94% | -1.5 | -0.30% |
米東部時間 | 11時34分 |
サマーズ氏は、米国の財政状況やインフレ率などの要素を考慮すれば、今後10年で10年債券利回りは4.75%もしくはそれ以上になる公算が大きいと語った。
原題: Summers Says 10-Year Yields Could Average 4.75% in Coming Decade(抜粋)
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