全国の高等専門学校(高専)の卒業生らが学校の垣根を越えて一般財団法人「高専人会」を発足させ、今月、東京都内で設立式典を開いた。高専生に奨学金を支給したり、研究や起業を支援したりする。現在の会員は1000人ほどだが、卒業生は全国に50万人以上いるとされ、巨大な同窓会として知られる慶応大の「三田会」のような組織を目指している。
高専は工学など専門性の高い人材を育てる教育機関。全国に国立51校、公立3校、私立4校があり、約5万6000人の学生が在籍している。長岡高専(新潟県長岡市)からH3ロケットに技術提供する企業が誕生するなど、高専発のスタートアップ(新興企業)は注目され、政府も創業を後押ししている。
式典には、全国の在校生や卒業生の起業家ら約500人が出席。長岡高専の卒業生で高専人会代表理事の渋谷修太さん(35)は、「地域や企業、海外などで卒業生らが連携した、日本で一番大きい同窓会組織を目指したい」とあいさつした。
渋谷さんによると、これまで在校生や卒業生の学校の枠を超えた交流はあまりなかったという。高専人会は交流会の開催などを通じて新事業につながる「芽」を見つけたり、在校生が研究や就職などを相談したりする機会を作りたい考えだ。
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