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Friday, May 8, 2020

コロナ感染疑いで救急搬送に9時間も 「たらい回しは患者にとって恐怖」 - SankeiBiz

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、感染疑いの患者の入院先が決まらない「搬送困難」が4月に東京都内で急増していたことが判明した。都内では80代男性の入院先が見つからず、初診から約9時間後に自宅から40キロ以上離れた病院に搬送される事案も発生。医療関係者は「患者にとっては非常に恐怖」と話した。

 「明らかに様子がおかしい」。4月10日午前10時ごろ、在宅診療で80代夫婦の自宅を訪ねた蔵前協立診療所(台東区)の原田文植(ふみうえ)医師は、すぐに夫の異変に気づいた。普段はテレビを見たり、認知症の妻を介助したりしているが、この日は力なく横たわっていた。

 「どうしたん」。原田医師が心配そうに問いかけると、夫は「力が入らない。食べれない」と訴えた。発熱はないものの脱水症状があり、新型コロナの感染が脳裏をよぎったという。

 「旦那さんが入院したら、奥さんをどこかの施設に預けないといけない」。夫の症状は当初それほど重くなく、大きな病院で治療を受けさせるか迷ったが、容体が急変する危険性を考慮。以前、夫が手術を受けた文京区内の病院に入院を申し入れた。

 約2時間後、ケアマネジャーの女性が付き添う形で手配した救急車で病院に到着した。「新型コロナの感染疑いがある」としてすぐに夫のCT検査を実施。検査結果が判明すると、病院側は突然、「入らないで」とケアマネジャーの同席を拒絶した。新型コロナ感染者に特徴的な肺の影が見つかったためで、気が動転したケアマネジャーは「私はどうすればよいの? もうパニックで、もうやだ」と泣きながら電話で報告してきたという。

 その後、その病院の医師からは「うちでは診られない」と入院を拒否され、救急隊員らによる新たな入院先探しが始まった。連絡を取っていた蔵前協立診療所の看護師が午後6時半の時点で記していたメモからは苦しい状況が浮かぶ。

 《未だに転院先が決まらない》《急激に状態が悪化している》

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