[上海 30日 ロイター] - 中国株式市場は上昇して前場の取引を終えた。9月 の製造業景況感指数が予想を下回ったものの、当局が電力不足懸念を払拭するための取り 組みを強化したことを受け、電力消費の大きい業種が反発した。 半面、香港株式市場は下落して前引け。ユーザーを引き付けるために企業が利用する アルゴリズム技術の規制強化計画を中国当局が示し、テック株が値を下げた。 上海総合指数前場終値は13.1638ポイント(0.37%)高の354 9.4582。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 前場終値は23.606ポイント(0.49%)高の4857.534。 ハンセン指数前場終値は212.77ポイント(0.86%)安の2万445 0.73。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)前場終値は96.98ポイント(1. 11%)安の8663.46。 中国国家統計局が30日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は4 9.6と、予想に反して前月の50.1から低下し、景況悪化を示した。原材料価格の高 騰と電力不足が中国の製造業を圧迫し続けている。 一方、同時に発表された9月の非製造業PMIは53.2となり、8月の47.5か ら上昇。50台を回復した。8月はコロナ対策の規制の影響で、感染拡大のピークだった 昨年2月以来初めて50の節目を割り込んだ。 中国国家発展改革委員会(発改委)は29日、発電所向けの石炭供給を安定させるた め、北東部など主要地域で石炭輸送を強化する必要があるとの通達を鉄道会社や地方政府 に出した。住民の冬季の暖房需要を満たすため、十分な石炭供給を確保する必要があると している。 中国サイバースペース管理局(CAC)は29日、アルゴリズムの規制に関するガイ ドラインを3年程度でまとめる方針を明らかにした。 中国市場では電力消費の大きい非鉄金属株、鉄鋼株、化学 株が1.6─2.7%高。 香港市場では指数に対する比重の大きいアリババ・グループが4.3%安 。ハンセン指数構成銘柄では下落率2位となっている。 経営危機に陥っている中国の不動産大手、中国恒大集団は乱高下。前引け までには4%超下落。米国時間29日の期日までにドル建て社債の利払いが実施されない ことが確実となっていた。 その後ロイターは関係筋の話として、恒大のオフショア債保有者の一部が期日までに 利払いを受けられなかったと報じた。 中国 前場終値 前日比 % 始値 上海総合指数 3,549.4582 + 13.1638 + 0.37 3,541.9283 前営業日終値 3,536.2944 CSI300指数<.C 4,857.534 + 23.606 + 0.49 4,843.953 SI300> 前営業日終値 4,833.928 香港 前場終値 前日比 % 始値 ハンセン指数 24,450.73 - 212.77 - 0.86 24,494.26 前営業日終値 24,663.50 ハンセン中国株指数< 8,663.46 - 96.98 - 1.11 8,663.47 .HSCE> 前営業日終値 8,760.44 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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