三幸製菓荒川工場(新潟県村上市)で6人が亡くなった火災を受け、全工場で約3カ月間の生産停止を決めた三幸製菓(新潟市北区)は17日、新潟日報社の取材に対し「(停止期間は)1年の4分の1に当たる。需要が高まる3月にも重なるため、業績への影響は間違いなく大きい」との認識を示した。
同社は「雪の宿」や「ぱりんこ」などのロングセラーで知られ、国内米菓シェアは亀田製菓(新潟市江南区)に次ぎ第2位。同社によると、2021年9月期の売上高は約580億円で過去最高を更新していた。
ここ数年は主力米菓の売上高が堅調に推移し、17年9月期には売上高が初めて500億円を突破。20年4月には製造と販売で分かれていた会社を合併していた。具体的な損失額について同社社長室は「試算はしているが、開示はできない」としている。
流通への影響は避けられない見通しだ。県内のあるスーパー関係者は「在庫がある限りは販売を続け、棚が空かないようにしたい。ただ、三幸製菓のシェアは大きく、一から他のメーカーと交渉して商品を確保するとなると大変だ」とする。
同室は「取引先にもご迷惑をおかけすることになる。大変申し訳ない」と陳謝した。従業員への対応については「雇用を守り、休業中の従業員への給与は補償する」としている。
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