野菜や果樹の園芸作物の産地拡大を目指す福島県は、イチゴの県オリジナル品種「福島14号」を新たに開発し、2023年度の本格栽培と出荷を目指す。22年度は試験栽培を進め、PRに力を注ぐ方針だ。
県によると、福島14号は約10年かけて開発し、2日に品種登録を出願した。とちおとめよりも大きく、甘いという。生育が早いためクリスマスシーズンに合わせた早期出荷も可能。
品種登録の完了は12月ごろを見込む。県内の農家に試験栽培をしてもらいながら認知度やブランド力を高める。
県は21年度から5カ年の園芸振興プロジェクトを進め、園芸作物の生産力と競争力の強化を図っている。22年度は、高齢化や後継者不足でモモなどの果樹園地が減っている現状を踏まえ、地域ぐるみで産地を維持する仕組みを導入する。担い手の技術習得のための研修園地運営も支援する。
またキュウリやアスパラガスなどの野菜の生産拠点拡大にも補助。花き栽培では、生産者や生花店などが地域ごとにネットワークを構築し、地域内の花き需要掘り起こしに取り組む。
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