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Friday, March 18, 2022

「存在大きい」不動の4番グラシアルがベンチ隣に座る年下とは - 西日本新聞

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 ◆オープン戦 ソフトバンク5-1広島(18日、ペイペイドーム)

 「不動の4番」の貫禄を見せつけた。グラシアルがオープン戦初の3安打を放ち、打率を4割に乗せた。4回に大瀬良の真っすぐを捉えて右中間への二塁打とすると、5回はフォークを左前に運んだ。8回1死二塁では塹江の直球を強振。三塁線を破る適時二塁打で、猛打ショーを締めくくった。

 「キャンプから体の状態を上げることに重点を置いてきた。やっと結果が出てきた。このまま開幕に万全で入りたい」。広角に安打を連ねる持ち味を存分に発揮し、笑顔に自信を重ねた。6日のロッテ戦まで計12打数1安打だったが、9日の巨人戦からは7試合連続安打。一気に状態を上げてきた。

 藤本監督は春季キャンプ序盤からグラシアルの4番起用を明言するなど、絶大な信頼を置く。実際、出場したオープン戦12試合全てで4番に座っている。グラシアル自身は打順へのこだわりはないそうだが「首脳陣が4番にしてくれてうれしいし、責任を持って100(パーセント)の力で応えたい」。意気に感じてバットを振る。

 昨季は右手薬指の骨折などの影響で37試合の出場にとどまり、チームもBクラスに転落しただけに、巻き返しを期す今季への思いは強く、熱い。その思いは自身のプレーだけでなく、新たに加わった仲間への気遣いからも伝わる。試合中のベンチではガルビスの隣に座り、積極的にコミュニケーションを図った。「一番高いレベルでやってきた選手。日本人選手にも役に立つと思う。存在は大きい」と年下ながら敬意を込める。

 藤本監督も「(状態が)良くなってきているし、頼もしい」とうなずく。V奪還へ、グラシアルがシーズンを通して打線の中心に座れば、これほど心強いことはない。(長浜幸治)

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