名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドームナゴヤ発着)は、13日午前9時10分に号砲が鳴る。今大会で初マラソンとなる渡辺桃子(23)=天満屋=と鈴木優花(22)=大東大=の期待の若手2人はチャンレンジャー精神を胸にレースに臨む。6度目の出場となる清田真央(28)=スズキ=はMGCに狙いを定める。
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大東大の鈴木は学生マラソン記録に挑む。大学2年だった2019年ユニバーシアード・ナポリ大会ではハーフマラソンで金メダルに輝くなど大学屈指の実力者。「不安よりも楽しみが大きい」と明るい表情をみせる。
これまでの学生記録は14年に仏教大の前田彩里(現ダイハツ)がマークした2時間26分46秒。「まずは学生新記録を目指してやりたい」と目標設定し、24年パリ五輪に向けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)には「出られたらいいなという感じ。将来的にはケニア人選手に負けない力強い走りができる選手になりたい」と力を込めた。
名門・天満屋からマラソンデビューするのは関大から入社1年目の渡辺。3カ月前の山陽女子ロードレースのハーフマラソンで1時間10分43秒の好記録をマークし、マラソン挑戦が決まった。「自分にチャレンジして最後まであきらめない。考え過ぎずに自分の力を試したい」と意気込む。
大会前には東京五輪代表で尊敬する先輩の前田穂南(25)=天満屋=から「初めては1回しかない。楽しんで、積極的に」と助言を受けた。「間近に活躍する先輩たちがいる。入社前より世界が身近に感じられるようになった」。レベルの高い周囲に引っ張られて成長する新星が、初のマラソンを世界への足掛かりにする。
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