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Tuesday, March 8, 2022

小学生のスポーツ活動 依然として母親の負担大きい傾向 - 教育新聞

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 小学生のスポーツ活動では、父親の関与が少なく、依然として母親の負担が大きい構造が続いていることが、笹川スポーツ財団がこのほど発表した「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究2021」の速報値で明らかになった。母親と父親の関与差が最も大きかった「ユニフォームや練習着の洗濯」では、60ポイント以上もの開きがあった。

 調査では、小学生の子どもがいる母親に、スポーツクラブなど、子どものスポーツ活動に対して、母親と父親でそれぞれどれくらい関与するかを尋ねた。その結果、例えば「ユニフォームや練習着の洗濯」では母親が84.4%なのに対し、父親は21.2%、「子どものスポーツ用具購入」は母親が72.8%なのに対し、父親は32.1%など、2017年に行った前回調査と同様に、子どものスポーツ活動に関しては母親が担う構造が見てとれる結果となった。

子どものスポーツ活動への母親・父親の関与で差が大きい項目

 また、母親に子どものスポーツ活動で負担を感じる内容を具体的に聞くと、「指導者や保護者の送迎をする」(66.7%)、「練習や大会等で、指導者・保護者の食事や飲み物を用意する」(64.4%)、「大会等で、保護者や関係者が観戦する場所を確保する」(62.0%)、「会員の集金や管理を行う」(59.0%)、「団体のメーリングリストやSNS・ホームページの管理を行う」(57.4%)など、今回の調査で新規項目として加えたものが上位を占めた。

 前回調査と比べ、父親・母親ともに子どもの送迎をする割合が増えた一方で、大会や試合に付き添ったり、応援したりする割合は減少した。

 今回の調査は21年9月に実施し、小学生の子どもが第一子にいる母親から、各学年男女200人ずつ、計2400人の回答を分析した。17年2月に実施した前回に続き2回目。

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