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Friday, May 20, 2022

英国のインフレショック、予想以上に大きい可能性-英中銀ピル氏 - ブルームバーグ

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英国経済に及ぶインフレの衝撃は、懸念された以上に大きい可能性が高いと、イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミストを務めるヒュー・ピル氏が指摘した。物価上昇圧力は「相当」で、追加利上げが必要だろうとの認識も示した。

  英ウェールズの勅許公認会計士協会(ACCA)で講演したピル氏は、英中銀が直面する難題について論じた。高インフレが国内の価格設定に定着しつつある上、家計所得がひっ迫し景気回復を脅かしている。

  ピル氏は「リスクバランスは、基本シナリオで想定したよりもインフレが強力で持続的であるという方向に傾いている」と指摘した。

  9人で構成する英中銀金融政策委員会(MPC)の今月の会合で、ピル氏は0.25ポイントの利上げを支持し、多数派に属した。

  この日は追加利上げが必要だろうと述べ、「インフレを目標値に回帰させるため、さらに幾分の金融政策引き締めが必要だろう」とし、「2%のインフレ目標達成のために行動することが、今やかつてないほど重要だ」と語った。

  ゴールドマン・サックス・グループは20日、英中銀の政策金利が従来見込んでいた2%でなく、2.5%に達するとの予想を発表した。

  英国担当チーフエコノミストのステファン・ボール氏は「賃金と物価の持続的な上昇圧力を踏まえ、英中銀の金利見通しを引き上げた」と顧客向けリポートで説明し、「英中銀MPCは利上げサイクルを加速させ、2023年2月までの各会合で0.25ポイントの利上げを継続すると予想する。このため、従来の予測よりも利上げが2回増えると見込む」と続けた。

原題:

UK Inflationary Shock May Be Worse Than Feared, BOE’s Pill Says(抜粋)

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