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【野村謙二郎 視点】森下は2軍でしっかり実戦調整を重ね、万全を期して迎えた復帰戦だった。序盤は直球も変化球も高め。どうかな…と見ていたら、2巡目に入ったあたりからはチェンジアップやカーブもいい抜け方になった。登板後の張り具合など確認は必要だが、戦列に戻ってきたことは大きい。
ポイントになったのは5回2死から京田に許した二盗だ。代打が出たから走ってこない…と決めつけたとは思わないが、けん制を入れるなど注意を払った上で打者との勝負に向かってもよかった。結果論でなく、DeNAからすれば仮に盗塁失敗でも、大和を残して8番に投手を入れてもいいし、動きやすい場面だった。森下は昨季も盗塁を狙われることが多かった。次回以降へ課題としてほしい。
攻撃では外国人打者2人が8回の好機でともに直球3球で三振に倒れた。開幕から100打席前後を消化。復調を待ってもいいが、投手陣は2軍から好調な選手を呼んで活性化している。打者陣も林らの状態が良いなら、考える手はある。（本紙評論家）
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