昨年の12月30日に行われた「第62回 輝く!日本レコード大賞」授賞式で、最優秀新人賞を受賞した歌手の真田ナオキ。ネット上では、その甘いルックスに似合わない“ノックアウトボイス”とも称されるインパクト抜群の歌声が話題となった。2021年、演歌というジャンルや世代をも超えるスケール感を感じさせる注目の歌手・真田ナオキに話を聞いた。
言葉にはできない格別な時間でした
――まずは、「第62回 輝く!日本レコード大賞」最優秀新人賞おめでとうございます。本番の日はどのような気持ちでステージに立ちましたか? 直前まで緊張で押し潰されそうになっていましたが、いざあの場所に立ってみると“楽しめそうだ!”と思った瞬間曲がはじまり、そこからの時間はあっという間に感じました。 ――ステージで名前が呼ばれたときはどのような気持ちでしたか? 呼呼ばれないと思い少し気を抜いていたので、一瞬ぽかんとした顔になっていたと思います(笑)。ふと我に返り真田ナオキと呼ばれた事に気づいてからは、泣くなと言われたことを思い出して、涙をこらえるのに必死でした。 ――受賞後にもう一度歌われたとき涙を浮かべていらっしゃいましたが、何か込み上げるものがありましたか? 歌手として歌だけはしっかり歌いたいと思っていたので、必死にくらいついて歌っていました。今まで支えてくれたファンの方や、関係者、スタッフの方のたくさんの顔が浮かんできて、言葉にはできない格別な時間でした。 ――“ノックアウトボイス”とも称される、インパクトのある歌声が視聴者の間でも話題となっていました。日本酒でうがいをするなど、独特な練習法で作り上げた声ということですが、振り返ってみていかがですか? 自分にしかない特徴のある声を作りたいと思い日々の練習で作った声なので、これからも自信を持って『真田節』で歌っていきたいと思います。
不思議とファンの方が近くにいるように感じた
――さて、昨年を振り返りたいと思うのですが1月に移籍第一弾の「恵比寿」をリリース致しました。新たなスタートの幕開けをどういった心境で迎えましたか? シンプルにすごく楽しみでした。移籍からリリースが決まるまでの間は焦りもありましたが、いざ決まってからは、毎晩のように新曲をステージで歌っている夢をみました。 ――マスコミの方々を前に甲冑姿を披露し、大きくメディアでも取り上げられましたが 思い返すと、本番はとにかく必死で記憶にないぐらいの緊張でした。翌日のテレビや新聞を見て、はじめて実感がわいたというのが正直な気持ちです。 ――華々しく演歌界、歌謡界に新星登場をアピールをしましたが、その直後のコロナ禍で様々なイベントやコンサート、テレビやメディアへの出演などが中止となりましたが、その時はどのようなことを考えましたか? 移籍第一弾の「恵比寿」を発売して2か月が過ぎたあたりから、いろいろなスケジュールが止まるかもしれないという話が出て、その後の緊急事態宣言からすべてのスケジュールが止まりました。その頃は今までと全く異なる日常に、仕事ができない不安、歌えないことの怖さ、ファンの方に会えない辛さなどから、心が押しつぶされそうなときもありましたが、今思い返せば神様がくれた特別な時間で、改めて自分を見つめ直すいい機会だったと思っています。ファンの方に再会した際、また進化した自分を見せるための準備期間と考えようと決めました。 ――本来であればイベントなどでファンの方々とも会える機会も多かったと思いますが、ファンの方々と会えない中でどのようなコミュニケーションを取られましたか? 不安があったり夜眠れなかったりするときもありましたが、今しかできないことに挑戦しようと思い、気持ちを切り替えました。4月には、ファンレターを直筆でお返しすると決め、7月までの3か月で約1000通のお手紙を返信しました。ネットでのイベントは、こちらが一方的に発信しているように感じ最初は不安でしたが、コメントを頂いたり一対一で接することもできるとわかって、不思議とファンの方が近くにいるように感じました。
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