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Friday, July 22, 2022

KinKi Kids感無量 吉田拓郎から「俺に詞を書かせた。大きい存在」 「LOVE LOVE あいしてる」最終回 - スポーツ報知

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 シンガー・ソングライターの吉田拓郎(76)が21日、フジテレビ系「LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP」で最後のテレビ出演を終えた。KinKi Kidsはじめ旧知の仲間や、木村拓哉(49)、明石家さんま(67)らとの本音トーク、楽曲セッションで明るいムードでの“卒業式”となった。

 何度となく歌い継いできた、番組のテーマソング「全部だきしめて」に包まれながら、拓郎の“ラストステージ”が幕を開けた。

 番組は最終回にふさわしい豪華なラインアップ。拓郎がずっと会いたがっていた、あいみょん(27)との念願の対面や、大の拓郎ファン・さんまが花束を持ってサプライズ出演するなど、盛りだくさんの内容。キンキのデビュー25周年に寄せて、木村が「硝子の少年」のバックダンサーを務めるなどの粋な演出に加え、過去のプレーバック映像でこれまでの歩みも振り返った。

 ラストは拓郎とKinKi Kidsの堂本光一(43)、堂本剛(43)によるトーク。拓郎は、今回の出演ついて「最後とかおしまいとかマイナスな言い方ではなくて、とりあえずいったん卒業」とした。最終回にあたって3人で初めて曲の合作に挑んだ。完成した曲「Sayonara あいしてる」について、剛は拓郎から「詞書くから曲かけよ」と言われたことを明かした。拓郎は「番組を始めた時のこと思い出して書いた。光一君と剛君を思い出して。いいことばかりあるわけじゃないから。一人で泣いた夜もあるんじゃないかなとか」とし、番組に対して「僕らを育ててくれた。ありがとうと言いたい。長い間、お世話になりましたと言いたい」と感謝。

 さらに「KinKi Kidsは、俺に詞を書かせた。大きい存在。心の中では『光一ちゃん、剛ちゃん』と思っている」とユーモアを交えた。2人に対して「今いるポジションを大きく広げてほしい」とエールを送った。光一は「最高の言葉をいただきました」と感無量の表情を浮かべた。同曲を披露した後、KinKi Kidsから花束を受け取ると、感極まってうつむいた。

 フォークのカリスマである拓郎と、デビュー前の光一、剛という異色の組み合わせで96年にスタートした伝説的番組の「LOVE LOVE」。楽器に触れたこともないキンキに、拓郎は曲作りやギター演奏の喜びを教えるとともに、同時に無垢な2人からも多くのものを受け取った。世代もキャリアも違うが、運命共同体のような存在だった。

 拓郎は数年前からセミリタイアを公言していたが、今年の年始に光一から「今年こそ『LOVE LOVE あいしてる』を実現することを心から願っています」とメッセージを受け取ったことで、拓郎自ら陣頭指揮を取り番組復活へ尽力。拓郎が詞を書き、キンキが曲をつけた初めての共作曲「Sayonara あいしてる」を完成させるなど、悔いのない卒業へ着々と準備を重ねてきた。

 6月に「ラスト」と銘打ったアルバム「ah―面白かった」を発売し、最後のテレビ出演を終えた拓郎はニッポン放送のラジオ「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」(第2金曜・後10時)への出演が残っており、こちらは12月に最終オンエアを迎える予定。一夜限りの卒業式。芽生えた感情を“全部だきしめて”、拓郎はアーティストとしての歴史にそっと幕を下ろした。

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