ヤクルトは新型コロナウイルス感染が拡大した7月9日以降に3勝7敗と負け越したが、十分といえる数字だろう。前半戦の最終戦で野手陣がほぼフルメンバーとなったことも後半戦に向けて明るい材料だ。
左半月板のクリーニング手術を受けて、復帰したサンタナの存在が何よりも大きい。村上への警戒が薄れるし、サンタナ自身に昨年を上回る脅威がある。
昨季は来日1年目ということもあっただろうが、ボールを見ていく傾向が強かった。追い込まれるまで狙い球や甘いボール以外は見送るスタイルだった分、ゾーン内の球も見逃すシーンが目立っていた。だが、今季は初球から力強いスイングを仕掛けている。24日の広島戦(神宮)で九里の初球を捉えた二回の本塁打は、その典型だった。
内角のシュート系を狙っていたのだと分かるスイング。2年目を迎え、日本投手の特徴や傾向を分析、研究しているのだろう。外角へ逃げる球も我慢ができているし、後半戦も安定して出場を続けられれば村上に比肩する成績を残せるはずだ。
後半の開幕戦には青木らも加わるだろう。首位独走をさらに加速させるオーダーが楽しみだ。(本紙専属評論家)
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