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Thursday, December 14, 2023

岡山のエンゲル係数 食品値上げの負担大きい:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞デジタル

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 岡山市内の2人以上世帯で、消費支出に占める食料費の割合を示すエンゲル係数が高まっている。総務省の家計調査によると、2023年1~10月の平均は27%と、00年以降2番目に高い水準で推移している。食料費は減らすのが難しく、エンゲル係数の高さは困窮度を表すとされる。相次ぐ食品の値上げにより、家計が圧迫されている実態が改めて浮き彫りになった。

 岡山市のエンゲル係数は近年、上昇傾向をたどっている。00年ごろは20%をやや上回る水準だったが、15年以降は25%前後に高まった。23年に一段と上昇したのは、消費支出額が減った半面、食料費が大きく膨らんだためだ。月当たりの支出額が29万6千円で前年比2%減だったのに対し、食料費は8万円で9%増となった=グラフ

 食料費の内訳を見ると、増加率が最も高かったのは卵で、支出額が36%増えた。他にも茶類が33%増、生鮮果物が28%増、菓子類が14%増、生鮮野菜と大豆加工品が各11%増など、幅広い品目で増加が目立った。昨年まで新型コロナウイルス禍で激減していた外食費も28%伸びた。

 食料品は今年、値上げの動きが拡大している。円安により、原材料の輸入価格が上がっているのが主な要因だ。エネルギーコストや物流費、人件費も上昇し、販売価格に転嫁する食品メーカーや飲食店が多い。支出額が急増した卵に関しては、昨季の鳥インフルエンザの感染拡大で供給量が減り、価格が高騰した影響もあるとみられる。

 「所得が高くなるほどエンゲル係数が低くなる」という経験則は、エンゲルの法則と呼ばれる。食料品は生きていくのに不可欠で、所得水準にかかわらず一定の支出が必要なことから、法則が成り立つとされる。1960年には全国平均で40%を超えており、高度経済成長期の所得向上を経て20%台へと下がってきた。最近の指数上昇は、生活実感の悪化を示す兆候として警戒するべきだろう。

 13日に閉会した臨時国会では、ガソリン代や電気代を抑える補助制度の延長が決まったが、食料費については十分な対策が取られているとは言い難い。今後も価格上昇が続けば、他の支出を切り詰めざるを得ず、消費意欲が冷え込む恐れもある。物価高対策に当たっては、食料品値上げの負担感の大きさにも目を向ける必要がある。

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