SGグランプリシリーズを制した深谷知博(35=静岡)が地元凱旋(がいせん)レースを迎える。グランプリ1stで敗退し、シリーズ回りとなったが、立て直して最後の勝利に結びつけた。

「序盤に仕上げ切れなかった悔しさはあるけど、最後は戦える足になったし、自分の中では収穫はあった、何よりも来年のクラシック出場権が取れたのが大きい。グランプリ敗退の悔しさより、うれしさの方が大きい」と笑みを浮かべた。1月初頭は、オール静岡支部による正月戦4連覇がかかった菊地孝平のイン戦を5コースからのまくり差しで下した。今節引いた17号機は複勝率31・9%ながら「乗りやすさがあるし、下がるようなこともなかった。前検としては悪くなかった」と大会連覇に向けてまずは手応えをつかんだ。