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Friday, August 26, 2022

校則見直し、議論促す国の新指針「意義大きい」 課題は現場への浸透:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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田中紳顕、山本知佳

 学校の教職員らが生徒指導を行う際の手引「生徒指導提要」の改訂案が26日、公表された。校則の運用や見直しについて、児童生徒も加えた議論を促し、透明性を高めるよう求める記述が盛り込まれた。かつて校則に向き合った若者からは歓迎や注文の声があがった。

 「『議論の機会が必要』という文言が入った意義は大きい」。8年前、東京都立高校の生徒会役員として、校長による唐突な校則改定に憤った糸井明日香さん(23)は、生徒指導提要の改訂案をそう評価する。

 高1の秋、校長が中学生向けの説明会で「制服を導入する。髪の染色は禁止」とする方針を打ち出した。それまでは髪形や髪の色に決まりはなく、制服は着ても着なくてもいい「標準服」があるだけだった。七色に頭髪を染めた生徒、性別にとらわれない独自の服装で通う性的マイノリティーの生徒がいた。

突然の校則改定、「決めるのは自分」と校長

 在校生には事前に説明がなく、糸井さんは生徒会役員として校長に撤回と説明を求めたが、校長は「意見は歓迎するが、決めるのは自分だ」。交渉の末、全校生徒の前で校長が説明する場を設けたが、校長は「既に決まったこと」と強調。直後の生徒総会で十数人が反対の思いを述べ校則改定の取り消しなどを求める決議もしたが、結局、方針は変わらなかった。

 糸井さんは「再考される余地はなかった。提要の改訂で、児童生徒が関わるようになれば前進だ」と話す。

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